サイレックス・テクノロジー株式会社 様
AZVisionは単なる基板の不具合を見つけるだけの画像検査装置ではなく、作業者の意欲の向上をお手伝いするツールです。
目視のバラつきをなくすだけじゃなく、作業者自らが検査設定を普通にいじれるレベルまで使い込むことで単調な作業が創造性のある仕事になる。当然品質は良くなります。
導入会社プロフィール
ワイヤレス技術をコアとし、機器をネットワークにつなげるハードウェア・ソフトウェアを提供する研究開発型企業です。無線LANモジュール、アクセスポイント、ワイヤレスブリッジ、デバイスサーバ、ディスプレイネットワーク製品、プリントサーバなど、確実な接続性が求められる商業・産業分野に向けた製品開発や機器メーカへのOEMを主な事業としています。
本社 | 京都府精華町 |
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設立 | 1973年 |
従業員 | 正社員192名、海外を含むグループ全体267名(2019年4月現在) |
応対者 | マニュファクチャリングセンター マネジャー 蘆田様 |
導入製品 | AZVision |
導入現場 | Dip後のはんだ面のブリッジ・未はんだ・ピンホールの検査及び修理工程 |
導入前の課題
これまでは目視検査工程で不良個所を検出し、修正を実施していました。部品の電極部分だけではなく、はんだ屑の付着も検出するためには基板全体検査を短時間化する必要があり、検査員のスキルもレベルの高い能力が必要です。しかし、視力や注意力には人によるバラつきがあり、同じ人でも体調に左右される。経験を積み熟練度が上がると今度は加齢による衰えも出てきたりして、不良を検出することは困難な状況でした。
AZVision(アズビジョン)を展示会で見つけて飛びついた
対策として、他社のカメラ検査装置を購⼊して使ってみました。しかしその装置は作業標準書との連携表⽰を⾏うことが主で、検査はメインの機能ではありませんでした。がんばって使いこなそうとしたものの、その装置が悪いというより狙いが異なる装置を無理に使うことには限界があり、不良件数は下がりませんでした。
そんな時、展⽰会でAZVisionを偶然⾒つけました。基板⼿作業向け検査装置だと聞いて、思わず⾶びついてしまいました。この⽤途の検査装置って、あるようでないですよね。まず2週間ほどデモ機を貸していただきました。実際に使ってみると、使いやすく簡単。データを作って検査するのが楽しくなる。設定も直感的で、すぐに検査が開始できるし、⼀⽬で結果が分かるので、やったことの結果がすぐわかって面白い。想定した不良を全部⾒つけることができたので、これはなんとかして買ってもらわなきゃと思い、速攻で社内の稟議資料を作成し、「すぐこれを買いましょう!」とセンター⻑に提案を持っていきました。
微細なブリッジも⾒たかったので、AZVisionの標準である解像度500万画素のカメラでは足りないと感じました。ウイングビジョンの河原社⻑とも相談して、もう⼀段⾼い1800万画素のカメラに変更。同時に⾼解像度での処理と表示を考慮し、標準のタブレットではなく、PCとモニターの組み合わせで提案していただきました。スペックをカスタマイズできることも現場的には嬉しい点です。
採用後の効果(蘆田様 談)
導⼊してまだ1か⽉ですが、実際にDIP部品のはんだブリッジ・未はんだ・はんだ屑付着などのアラームが上がってきたことがありました。次⼯程に不良を流出させず、製造過程で⾒つけて防ぐことができたのは、とても良かったです。採⽤してある程度使い込んだ今も、導入時に予想した通りの性能で使えていると感じています。作業者も、今までは新しい装置を導⼊するととっつきにくいのか、設定はマネジャーである私に「お願いします。」と、ちょっと逃げ腰だったのですが、AZVisionは⾃分から進んで操作してくれます。判定結果を⾒て、彼が⾃ら「楽しむ」ように検査の⼯夫をしてくれるのを見ると、現場での「自主自律」が出来つつあると感じます。AZVisionは、使う人が⾃分の仕事を、どんどん⾼いレベルに⾃ら持っていこうとしたくなるような製品なのではないでしょうか。
今後の展望(太田様 談)
⾃動化が進んだとはいえ、まだまだ⽬で⾒て検査するという作業は多いと思います。今後はもっと展開を進め、更なる品質向上のツールとして活用したいと考えています。今ははんだ⾯の検査のみで使っていますが、落ち着いたら今度は差し部品の検査への導⼊を⾏いたいです。また基板分割工程でチップが取れる可能性は否定できないと考えているので、分割後にも展開できるのではないかと考えています。
起こってから時間が経ちすぎると、不具合の原因を調べるのは⼤変です。しかしAZVisionは、作業と検査が⼀連の流れで⾏われるから、その場で修理できるだけではなく、原因や、不具合になりそうな予兆にまでいち早く気付き対応ができる。それが最⼤の魅⼒だと考えています
「AZVisionをどう使ってやろうか。これ、この作業でも使えるんとちゃう?」とかいろいろ想像しちゃいます。(笑い)
作業者が検査装置と⼀体になりながら、品質の向上と同時に作業者⾃らより⾼いレベルを⽬指して進化する。AZVisionを使って、そんな活気のある現場を、これからも作りたいと思います。